
皆さんこんにちは!
僕はパーソナルトレーナーとして7年ほど働き、起業もしました。
僕が最初に務めた時期はまだライザップがない時代です。
今でこそパーソナルトレーニングジムが続々とオープンし東京だけでも個人のお店合わせて500店舗以上あるそうです。
しかもその大部分は23区に集中している現状ですからね。
僕も2017年東京は目黒区の一等地にお店をオープンしました。
結果的に会社を清算しましたが、もしあのまま店舗展開をしていたら…と考えるとぞっとします。
ハッキリ言います!
僕は個人的にこれからはスポーツトレーナーの将来性はないと考えています。
今参入しても競合が多すぎますし、お客様もインターネットの普及により簡単に評判や口コミにアクセスできる時代。
よっぽど何かで差別化しないと難しいでしょうね。
ただし、スポーツトレーナーを活用してもう一つのビジネスを持つことはありだと考えています。
まさに僕がそうなのですが、トレーナーの仕事ってけっこう面白くて接客が好きな人には天職なんですよね。
それにトレーナー自身もカラダづくりが好きだから、好きなことを通してお金を頂ける。
こんなに幸せなことはないですよね。
でもそれだけじゃ不安もあるから別の収入源も確保しておくことが大切なんです。
まずは僕がスポーツトレーナーの将来性がないと断言する要因を解説していきます。
スポーツトレーナーは今から参入しても遅いという現状がある
今まさに東京オリンピックを前に健康ブームは猛烈にきていますよね。
フィットネス業界ではボディビルだけでなく、カッコいいカラダを競うベストボディジャパンや、フィジークといった競技がさかんになってきました。
10年前を考えてみてください。
カラダの競技と言えばボディビルしかなく、イメージ的に近寄れない別次元の人たち。
それにカッコいいかと言われれば別にカッコいいとは思わない。
当の本人たちは一生懸命取り組んでいるのですからそれは個人の自由でいいと思います。
つまり、筋肉に対する興味が市場ではそこまで大きくなかったということ。
ちょうど5年前くらいからベストボディやフィジーク競技ができて、カッコいいカラダに対するメディアの露出がさかんになり、筋トレ人口が増えてきたのです。
ちなみに僕もベストボディジャパン東京大会に出場し入賞しました。あの時はまだライバルが少ない状況でしたね。
そして今。まさにピークを迎えていますよね!
筋トレユーチューバーや書籍も多く出てきました。
多くの人は市場が盛り上がってきたとき、またはピークの時に参入しようとします。
今ピークがくれば後は衰退するだけなのになぜ参入するのでしょうか?
ビットコインが高騰してから買えば下落するだけなのと同じですよね。
今あなたがユーチューバーで情報発信したりブログを書いてある程度のアクセス数がある個人メディアになっていれば話は別です。
もう競合が多すぎますよね。
それに悲しいかな、日本のフィットネス人口はここ15年ほど横ばいなんです。
盛り上がっているように思うのはメディアの力に踊らされているだけ。現実はフィットネス人口はほぼ増えていません。
大手フィットネス企業のスポーツトレーナーであれば安定はするでしょう。しかし…
個人で独立したトレーナーではなく、大手フィットネス企業の一員になるのであれば収入は安定し、その収入に見合った生活はできますよね。
あなたがどのレベルで考えているかによりますが、これから始めるのであれば企業に入ったほうが無難です。
ただし、収入には限界がありますよね。
実際に個人経営しているスポーツトレーナーであれば高い人で月に100万くらいは稼げるでしょう。
企業に入れば、その企業のルールや方針に合わせる必要がありますからあなたの意見はまともに尊重されません。
それに1対1のパーソナルトレーニングをしても会社に搾取されるだけです。
いつまでたっても高い報酬は望めないのが現実です。
とはいえ、企業で力をつけて独立する人は沢山いますよね。ただ前述しましたが、市場は飽和状態であり、ピークです!
自宅の近くに個人店を出してもお客さんはそう簡単にこないでしょうね。
集客が一番難しいですし、その地域の価格帯もあります。
自分を高く売れ!なんて言葉もありますがそれはある程度名前が売れてからでしょうね。
あなたが企業でずっとスポーツトレーナーでやっていく覚悟があるのならいいでしょう。
スポーツトレーナーの経験は転職時に全く通用しない
スポーツトレーナーでも転職する人は多いです。
早めに見切りをつけて第二の人生を歩み始める人もいます。
しかし転職活動が全くうまくいきません。トレーナーとして人気があった、指名件数が多かった、売上が高かった。
こんなのはトレーナー業界の中だけの話ですから、本当に転職するのに苦労します。
業態が変われば学ぶことも内容も180度変わります。いきなり適応できる人はいませんし、企業側からすれば即戦力が欲しいわけです。
こうなると、転職先は結局トレーナー業になるという抜け出せない状況があなたを苦しめます。
あなたが30歳くらいならまだ可能性はあるでしょう。40歳を超えてからの転職はかなりしんどいです。
僕は27歳の時にこれを予測しました。
このままトレーナーとして活動してもあと10年はいけるけど、その後はヤバイ未来がやってくるだろうと。
今のうちに新しいスキルを身につけないといけない!そう強く思いました。
僕も転職はしましたが、たまたま声をかけてもらい他業種に入りましたが周りの友人をみていると厳しそうです。
特に意識したことは会社員になってもお金持ちにはなれない。
やっぱり経費が使えるか使えないかはとても大きいですしね。
スポーツトレーナーは資格を取得しても収入とは全く関係ない
日本人に多いのは資格マニア。
昔は資格さえ取得しておけば最悪なんとなかなる考えでした。
その名残でしょうか。スポーツトレーナーにも様々な資格があり、アメリカの大学院レベルの資格やトレーニング、リハビリと本当に沢山あります。
でもお客様は全くの素人。あなたが何の資格を持っていようとすごいのかよくわかりません。
弁護士や医師のような国家資格であれば給与も高いですが、スポーツトレーナーの資格はあくまで民間資格。
勉強をすることはとても大切なことですが、せっかく学んでもお客様にはわからないんですよね。
だから収入には比例しません。結局あなた自身がお客様にどう接するか?集客してファンにするか?に関わってきます。
カラダの勉強はほどほどに、集客の勉強や個人でも稼ぐ力を学んだほうがよっぽど安定だと僕は思います。
つまり実用的なことを学ばないといけません。
自己啓発本を読んで金持ちになれますか?小説読んで収入を増やすことはできますか?
間違った思考回路を持つと一生間気づかずに路頭に迷います。
もしスポーツトレーナーで収入を増やすなら、どうしたらリピートしてくれるのか?お客様の目的やニーズを把握する力を養う勉強のほうが100倍重要。
カラダの知識は基本で十分です。
スポーツトレーナーの将来性は年齢がハードルになる
スポーツトレーナーの将来性で最も脅威なものは年齢です。
定年は60歳と言いますが、60歳のトレーナーっていなくないですか?
仮にいたとしても教えてもらいたくないですよね。
いや、その人が嫌なのではなく、若い人のほうが情報も新しいものを持っていそう。と勝手にイメージされます。
本当はベテランのほうが詳しいとしても、人間は職種のイメージがありますから、これを払拭するのはかなり難しいのです。
男は若い女の子にみてもらうほうがモチベーション上がりますし、女性も同性よりかは異性の若いトレーナーのほうが頑張れたりしますよね。
つまり消費期限があるということ!
実際40歳を超えてくるとトレーナー自身も体力的にしんどくなりますし、腰痛や肩こりも発症します。
もしケガでもしようものなら収入はストップですからね!
僕がここまで説明してきた中で一番言いたかったことはこれです。
スポーツトレーナーにはお客様からの消費期限があり、自分自身も消費期限があるということ。
せいぜい20代~40代前半が限界なのでは?と個人的に思います。
でも残りの20年どう生きるの?そこから新しい仕事するのはかなりきついです。
僕は60歳を超えても筋トレはすると思いますし、死ぬまでやるでしょう。
ただし趣味で継続する程度ですね!
今もボディメイクコンサルはやりますが、最近は将来に不安を抱いているトレーナーさんたちに新しい収入の得方(IT)をコンサルしています。
スポーツトレーナーの方って体育会系が多くて接していて気持ちがいいのです!
さっぱりしていて燃えるように頑張る人が多いからコンサルも楽しく、応援したい気持ちでいっぱいになります!
是非これからスポーツトレーナーとして働きたい人も、限界を感じている人も記事を参考に考えてもらえればと思います。
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